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CHK放送劇団
お芝居好きや演技力アップを狙う、熱い仲間の集まるCHK放送劇団のこれまでの公演をご紹介します。

お登勢と川

「頃は幕末、舞台はお察しの通り、伏見の船宿、寺田屋…」
寺田屋と聞けば、モチロン! 坂本龍馬。明治維新の立役者と言われる男。 お登勢は、その龍馬が京都で隠れ家にしていた寺田屋の女将です。
幕末、勤王の志士、維新…
あ、ほら、ちょっとワクワクしてきたぞ。時代劇だ。ジャポニズムだ。
キモノ、サムライ、ゲイシャ、スキヤキ、OH、フジヤーマ!
おっと、失礼。イっちゃってました。ともかく、平成コメ騒動もメじゃない激動の時代に生きた人々の物語、我々、精一杯あいつとめる所存にございます。
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「生生流転」という、よく使われる言葉がある。広辞苑で見ると、“物が絶え間なく生じて変化するさま”とある。
「生生流転」を原作者がしたように川の流れに映し、お登勢という幕末変革期のどこか自分を達観している女を、その流れの中に浮かべてみようと構想したのが本作である。寺田屋の話だけなら既に名脚本がいくつもあるが、初演が放送劇を舞台でやる珍しい劇団だけに、“群讀”を用いて、「川」と「登勢」をいわば等価におく試みをした訳だ。
今回はくるみ座時代の畏友・山口竹彦さんが、人物を舞台で普通の芝居のように動かす、新しい演出で、再び拙出にスポットを当ててくれた。
出演者の若々しいエネルギーに期待しよう。幕末の時代を変えたのは、やはりそんな若者たちの力だったのだから。
(人見 嘉久彦)

スタッフ
作:人見 嘉久彦/演出:山口 竹彦/美術:阪本 芽伸/照明:木村 嘉次/映像:池田 光恵/音響効果:村中 向陽
キャスト
日高 利記、河原 豊和、服部 直子、杉本 千恵子、龍田 美由紀、津田 美衣子、阪口 弥生、樋口 香織、川上 奈奈、中井 せつこ、多賀 純子、大野木 千明、亀山 貴子、平沼 玲子、後藤 美津子、前田 美恵、中川 厚司、鶴田 美雪、川村 暖子、重塚 利弘、澤村 泰明、中矢 由紀、池下 理都子、松田 昌子、名倉 明美、岸本 悦子、佐竹 弘規、中川 厚司、中本 顕人、小谷 和豊、濱岡 純也、家氏 美加、西島 誓雲
お登勢と川
お登勢と川